サンプルは間違いだらけ - 英文履歴書4つの鉄則
外資系企業や英語を使う仕事に転職する際、避けて通れないのが英文履歴書です。私自身も外資系への就職や転職のために、何度も英文履歴書を作成しているものの、常に英文履歴書は悩みの種でした。ホームページや雑誌にのっている英文履歴書のサンプルを拝借しながら、間に合わせの履歴書を書いていました。でも、前回の英文履歴書作成の際に、シリコンバレーで働くアメリカ人の友人に本格的ビジネススクール流の英文履歴書の書き方を教わりました。そして、これまで満足していた自分の英文履歴書が、どれだけ誤解に満ちて恥ずかしいものであったかが分かったのです。いくつもの落とし穴に気づかず、たくさんの勘違いを犯していました。これを機に履歴書に関する英語のWEBサイトや、十数冊の参考書籍などで徹底的に調査してみました。私と同じ無知な状態に陥らないように、サンプルを写すだけではなく、英文履歴書の書き方を熟知した上で、洗練された英文履歴書を作っていただきたいと願います。
なぜ私が誤った英文履歴書を書いてしまったのかと考えると、英文履歴書について書かれた雑誌やホームページの多くが、残念ながら堂々と誤った書き方のサンプルをのせており、それを真似てしまったのが一つの原因でした。一つの例として、以下のObjective(目標)に関する例文を見てください。
Objective -----before-----
To obtain a challenging position in a international business
organization which allows me to utilize my broad-ranging IT
experience in development, customer support, and team management.
上記のようなObjectiveが、サンプルとして書かれているのを見かけます。しかし、これは典型的な英文履歴書への誤解の一つです。上記のObjectiveのサンプルは非常にあいまいであり、採用者側にとって何の意味も無い言葉の羅列でしかありません。本来は以下のような明確な形にするか、Objective自体を省略してもかまいません。
Objective -----after-----
A senior level position in Product Marketing.
なぜシンプルなほうが正しいのかの理由は、「Objective(目標)」を解説する章で後述します。
英文履歴書は、基本的に書き方が自由だと言われています。しかし、日本に独特の書き方があるのと同じく、英文履歴書も独自の書き方(フォーマット)があります。フォーマットを守ることは、読者(採用者側)への「可読性」を高めることになります。期待する場所に期待通りの情報が書かれていなければ、ちゃんと読んでもらえる可能性が低くなります。
採用者側は応募者の履歴書を熟読している暇はありません。通常1枚の履歴書に費やす時間は30秒以内とも言われています。そのため、採用者側が「ざっと読んでも理解できる履歴書」であることが大事です。
これから、英文履歴書を構成する一つ一つのセクションや項目について、サンプルを見るだけでは分からない重要なポイントを説明していきます。
(更新日: 2007年01月01日)
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