無料と有料どっちが身につく?  無料と有料どっちが身につく? - 無料でビジネス英語学習

 トロイアの遺跡を掘り出し、国際大商人としても活躍したドイツ人のシュリーマンは、18ヶ国語も操ることができたそうです。それぞれの言語での会話はもちろんのこと、現地の人ですら感動するほど完璧な文章を書いたそうです。森本哲郎さんの『生き方の研究』にシュリーマンの伝記について書かれているのですが、それによると言語習得の達人シュリーマンの語学学習のコツは「本を一冊丸暗記する」ことだったようです。そうやって大体6週間で1つの言語をマスターしたそうです。また、ロシア語を覚えるときに面白いエピソードがあって、ロシア語の先生も教材も足りなかったので、ロシア語のまったくわからないユダヤ人を雇って毎晩2時間ロシア語の朗読を聞かせたそうです。ユダヤ人を雇った代金は、普通の感覚の人であれば理解することのできない無駄づかいに思えます。でも、学習するのが困難な状態の場合には、お金をかけたり他人を巻き込んだりして、自分の学習モチベーションを保ち続ける必要があることを、語学の達人は教えてくれます

 私もお金をかけた方が真剣に取り組めると思い、学生のころに通信英語教材の「イングリッシュ・アドベンチャー」を始めました。いつ中止してもよかったのですが、結局全コース分の4年間続けてしまいました。ただし、これによって期待したようなネイティブのような英語力がついたかというと、もちろんそんなわけはありませんでした。ただ、英語に対する苦手意識はなくなり、リスニング力は飛躍的に向上し、英語を楽しむことを覚えました。

 その後社会人になってビジネスで使う英語を意識するようになってからは、ビジネス英語のラジオ講座なども考えたりしました。でも無料なので聞き逃しても悔しくないせいか、まったく長続きしませんでした。そんな中、気に入ったビジネス英語学習方法は、ビジネス洋書を朗読したオーディオCDを、通勤中に聞くことでした。その中で一番気に入っていたのは『Customer Centric Selling (Audio CD)』です。上司に勧められて聞きましたが、日本における営業の考え方を根本から変えてしまうような、目からうろこが落ちる内容でした。それ以外の洋書朗読CDでは、『7 Habits of Highly Effective People』、Googleの『The Google Story』、トヨタの『The Toyota Way』、マーサ・スチュワートの『The Martha Rules』、ジャック・ウェルチの『Winning』などがあります。

 また、ビジネス英語以外で気に入ったのは、『LIVE from LONDON ナマのイギリス英語を味わう!』を初めとする「Live from」シリーズです。TOEIC的なプロのナレーターによる録音ではなくて、周りの音まで現地で撮った、本物の会話が本に付属したCDに収められています。お店やカフェ、ビジターセンターやワイナリーなど現地で録音されており、周りの街の音や声まで入っていて、これほど生々しくて現地にいる気分になれる教材はありません。特に『LIVE from LONDON』はイギリスのアクセントにどっぷり浸れて、かっこいいアクセントにあこがれてしまいます。ニューヨーク版の『LIVE from N.Y.』『LIVE from N.Y. II』もあります。

 このように最近までは、お金をかけないと英語学習ができないと信じていました。そんなとき、これまでの考え方を一掃するような物に出会いました。それは、すべて無料のポッドキャストでした。これまで、有料で手に入れていたような、英語ニュースやビジネス雑誌、有名CEOのスピーチ、大学の講義などが、すべて無料でいくらでも手に入るのです。

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(更新日: 2007年01月01日)




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