年収交渉をしてみました  年収交渉をしてみました - 年収相場と年収ランク

 誰もが自分の実力を過大評価してしまうと言われていますが、そのためか、私も年収が相場より低く評価されていると思っていました。特に、他社における高年収、高待遇の話などを聞いては、なおさら不満を感じました。

 だからと言って、年収アップを前面に出して転職活動をするのには気が引けます。せっかく内定までこぎつけた企業に対して年収のことで悪い印象を持たれたり、内定が取り消しになってしまったりしないかと恐れてしまうからです。面接で一生懸命にアピールしてきた直後の年収交渉のため、いまさら強気になれないのです。私の初めての転職では、年収条件のアップを要求しようと心に決めていたものの、実際に相手のマネージャーを目の前にすると、結局年収交渉を切り出せませんでした。その時は、年収は重要なことではないと自分をごまかしましたが、年収交渉をしなかったことを後に度々後悔しました。

 次の転職活動では、年収交渉を積極的に行いました。転職すると退職金などの面で生涯収入が下がることもあるので、なおさら年収を交渉することが必要になります。以下に年収交渉を実際にしてみて学んだことをあげてみます。

・ 年収は交渉しないとあがらない。希望年収は結構高めに言っておいて損は無い。
・ 外資系企業にはポジションごとの基準年収がある。それを大きく逸脱することはできない。
・ 現在の年収は必ず聞かれ、希望金額と比べられる。そのため現在の年収がなるべく高くなるように計算する。
・ 年収は2-3割アップまでなら交渉可能。4割アップ以上になると、特別な事情か特別なスキルが無い限り難しい。
・ 本気で年収交渉するためには平行して数社受けておいて、同時に複数の内定を競わせることが効果的。1社でも高い年収に合意すると、それが自分の市場価値として交渉に使えるようになる。
・ 年収提示後も、人材紹介会社を経由して、引き続き年収交渉をすることもできる。

 どの企業でも現在の年収は必ず聞かれ、年収交渉をするときには現在の年収と比較されました。会社によっては、年収がアップする理由の説明を求められました。特に4割以上のアップを求めた時は、納得するまで理由を説明させられました。そういうときのために、説明のつく年収アップの理由を考えておかなくてはいけません。差異の4割を埋めるためには、現在の年収に加えて「1段階上の内容の仕事をする」「退職金などによる損失」「昇給予定があった」「転職というリスクを取る行動に対しての転職インセンティブ」などの理由をつけて説明します。でも一番効果的なのは、別の企業から4割アップの提示を受けていることを説明して、それを自分の「市場価値」であるように見せることです。

 また、なるべく現在の年収計算の足しになる家賃補助や残業代などを見つけて、可能な限り多めに年収を計算したほうがよいです。年収が低いことに不満を持っていると、その安さを強調するために、普段は年収を安めに計算しがちです。でも、年収交渉のときだけは、なるべくすべての情報を集めて年収を高く計算するほうが良いです。だからと言ってうそをつくのは、後々信頼を失ってしまうことになるのでもちろんよくありません。昨年度の源泉徴収表を求められる企業もあるそうです(私は採用活動中には一度も求められませんでした)。

 日本全体でみると世界における平均賃金レベルが高いかもしれないですが、欧米の方が大卒以上の知的労働者の給料が日本の数割から数倍高いです。グローバルな外資系企業において、同じレベルのポジションで日本と欧米の給料を比べると、圧倒的に欧米の方が高いことが多いです。そのため、外資系企業の方が、日本人にとっては高めの年収が認められやすいのかもしれません。ただし、外資系企業にはポジションごとの基準年収が設定されているようです。バックオフィス系のポジションに応募しているのに、コンサルタント並の年収を求めることはできません。

 冷静な他人の目から評価して、年収を査定をしてくれるサービスもあります。以前、リクルートエージェントの無料年収査定をやったことがあります。学生の頃の偏差値のようで結果が来るまでわくわくしましたが、期待していたほどの高評価とはいかず、ちょっと複雑な気持ちになったことがあります。やはり、自分の実力を過大評価していたことが分かりました。

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(更新日: 2007年01月01日)




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