キャリアを磨く企業ランキング  キャリアを磨く企業ランキング - 外資系企業の見分け方

 ビジネスウィーク誌から2006年9月に発表されたアメリカの大学新卒向け企業ランキング(The Best Places To Launch A Career)も、外資系企業を知る上で一つの面白い情報源です。新卒という立場から見ると、企業の業績や働きやすさだけでなく、チャレンジできる環境やトレーニングの充実ぶりなど、成長につながる要素が入ってくるからです。

 新卒のみならず20代の転職者にとっては、成長できる企業であることも重要で、その企業での経験が今後の履歴書やキャリアに反映されていきます。「優良企業の悪い上司と、零細企業の良い上司のどちらを選ぶか」という質問に対してGEの元CEOジャック・ウェルチがコラムで、「良い上司からは良い思い出しか残らない」として、上司で企業を選ばない方が良いとし、優良企業で積める経験の重要さを強調していました。なお、GE(General Electric)は、このランキングでも7位に入っています。

 以下がトップ20です(続き:The Best Places To Launch A Career)。給与、福利厚生、離職率、教育プログラム、学生の意見などを総合してランキングしているそうです。

1位 Walt Disney
2位 Lockheed Martin
3位 3 Deloitte & Touche
4位 Goldman, Sachs
5位 Enterprise Rent-A-Car
6位 U.S. Department of State
7位 Raytheon
8位 General Electric
9位 JPMorgan Investment Bank
10位 Abbott Laboratories
11位 Verizon Communications
12位 Ernst & Young
13位 Google
14位 National Instruments
15位 KPMG LLP
16位 L'Oreal
17位 Bain & Co.
18位 Merck & Co.
19位 Ameriprise Financial
20位 Accenture

 ディズニーをはじめ、ゴールドマンサックス、GE、JPモルガン、Google、ロレアル、アクセンチュア、ペプシ、リーマンブラザーズ、MTV、フィリップモリス、シェルなど日本でも良く知られる企業が名を連ねています。また、6位の米国国務省をはじめ、50位以内にはCIAやNASAなど多くの政府系の機関もランクインしています。

 1位のディズニーの傘下にあるスポーツチャネルのESPNで働く新卒のエピソードでは、同じ仕事を2度繰り返すことがほとんど無く、直接何百万人の人に影響を与える仕事をすることができ、入社3年で3回昇進するようなエキサイティングな仕事環境を味わえると書かれています。ディズニーは、大学キャンパスでのリクルーティング活動を活発に行っており、福利厚生も良いし、仕事では協力し合うカルチャーもあって学生に人気が高いそうです。

 2位のLockheed Martinは福利厚生や教育プログラムなどを強化し、学生に強く訴えかけ、急激に学生の間で人気になったそうです。日本で人気で就職活動時に人気が高い、キーエンスやリクルートなどの企業を思い出します。

 日本では就職が有利な時代になったといわれますが、アメリカでもまったく同じで、企業からの新卒ニーズがとても高まっているそうです。ベビーブーマー世代が大量にやめることもあり、入社が1人に対して2人がやめていくという、人の足りない状況のようです。そのため企業は、新卒にもっと責任のある仕事をするチャンスを与えたり、昇進スピードを上げたり、待遇をよくしたりして、学生の獲得や維持に努めています。(アメリカでは平均で3年以内に3分の1の新卒入社社員がやめるそうです。)

 最近のアメリカにおける就職活動のトレンドとしては、日本のように業界をまたがって応募する学生が増えており、金融業界が芸術学科系の学生を雇うことも出てきているそうです。最近の学生世代は平和に育っているので、金銭的安定や仕事と私生活のバランスをキャリアの目標としている、安定志向型の学生も多いそうです。

(更新日: 2007年03月19日)







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