MBAと年収の相関関係 - 肩書きと転職
楽天の三木谷社長、ローソンの新浪社長、元日本HPのCEOで現マイクロソフト株式会社の樋口COOの共通点は、ハーバード大学でMBAを取得してることです。有名な経営者のみならず、最近日本で活躍している人の多くがMBAを取得しています。特に、世界のトップ30に入るMBAを持っていることは、ビジネスマンにとっての最高のステータスであり、特に外資系企業から引く手あまただと言われます。ビジネスウィークの2006年度のMBAプログラムランキングでは、トップ10は以下のような順位になりました。
2006年度アメリカのMBAプログラムトップ10
1位 University of Chicago:シカゴ大学
2位 University of Pennsylvania (Wharton):ペンシルベニア大学(ウォートン)
3位 Northwestern University (Kellogg):ノースウエスタン大学(ケロッグ)
4位 Harvard University:ハーバード大学
5位 University of Michigan (Ross):ミシガン大学(ロス)
6位 Stanford University:スタンフォード大学
7位 MIT (Sloan):マサチューセッツ工科大学(スローン)
8位 UC Berkeley (Haas):カリフォルニア大学バークレー校(ハース)
9位 Duke University (Fuqua):デューク大学(フュークワ)
10位 Columbia University:コロンビア大学
ランキングの続き → BusinessWeek - 2006 Full-Time MBA Program Rankings
このランキングは、学生やリクルーターのアンケートから主に計算されており、卒業生の初任給は入っていないそうです。それではこれら一流のMBAを卒業した卒業生は今どれぐらいもらっているかというと、Top30のMBA校の平均年収は95,000ドル(約1140万円)で、MITとスタンフォードの平均では110,000(約1320万円)だそうです。これにはボーナスもストップオプションも入っていないそうで、それらを入れると+50,000ドル(約600万円)にもなるそうです。さらにビジネスウィークがインタビューしたあるシカゴ大学のMBA卒業生の初任給は、すべて込みで185,000(約2220万円)であったそうです。卒業したばかりの人に支払われる給料とは思えません。
日本では考えられない数字ですが、アメリカのみならず、インド、中国などを含めた世界一優秀な人々が集まる場所なので、納得せざるを得ません。トップのMBAに入るためにはまず大学でトップクラスの成績(GPA)を取っている必要があり、さらに影響力のある人からの推薦がいくつか必要になります。もちろんMBAに必要なTOEFLやGMATなどの試験も非常に難しいです。
また、授業料はとても高く毎年急激に上がっており、トップ校になると授業料だけで1000万円ぐらいになることもあるそうです。入学するためにもコストがかかりますし、滞在費にもコストがかかると思うと人生をかけた大きな投資になります。それらのコスト回収能力を中心に計算しランキングされることもあります。フォーブスが2000年度卒業生に対して行った調査のデータは、以下のようになっていました。
2000年度MBA卒業生の卒業後5年間のコスト回収ランキング
| 順位 | 学校名 | 卒業後5年間の収入-授業料-入学で失った収入 | 費用回収にかかった年数 | MBA前年収 | 卒業後5年目の年収 |
| 1 | ダートマス大学(タック) | 1474万円 | 2.9年 | 594万円 | 1815万円 |
| 2 | ペンシルベニア大学(ウォートン) | 1419万円 | 3.2年 | 704万円 | 1947万円 |
| 3 | シカゴ大学 | 1331万円 | 3.3年 | 660万円 | 1804万円 |
| 4 | コロンビア大学 | 1320万円 | 3.1年 | 627万円 | 1760万円 |
| 5 | エール大学 | 1309万円 | 2.8年 | 506万円 | 1474万円 |
| 6 | スタンフォード大学 | 1265万円 | 3.2年 | 638万円 | 1760万円 |
| 7 | ハーバード大学 | 1243万円 | 3.4年 | 682万円 | 1980万円 |
| 8 | バージニア大学(ダーデン) | 1243万円 | 2.9年 | 572万円 | 1529万円 |
| 9 | コネール大学(ジョンソン) | 1232万円 | 2.9年 | 484万円 | 1485万円 |
| 10 | ノースウェスタン大学(ケロッグ) | 1144万円 | 3.2年 | 583万円 | 1573万円 |
日本人はさらに、コストに渡航費や滞在費などもかかりますし、日本で採用されればアメリカほどの高収入は期待できないので、上記のようにはいきません。なお、ビジネスウィークのアメリカ以外のMBAのランキングトップ10は以下になっています。
2006年度アメリカ以外のMBAプログラムトップ10
1位 Queens University
2位 Western Ontario (Ivey)
3位 Toronto (Rotman)
4位 IMD
5位 London Business School
6位 INSEAD
7位 ESADE
8位 IESE
9位 York (Schulich)
10位 HEC - Montreal
(更新日: 2007年04月15日)
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